柳宗悦が提唱した「用の美」の精神を21世紀の今も色濃く体現するガラス工房清天の作品。工芸ジャーナリズムおよびライフスタイル設計の視点から、この器をライフスタイルに迎えるべき人と、慎重に検討すべき人の境界線を明確に提示します。
【選んで心から満足できる人(向いている人)】
・晩酌のハイボール、水割り、ロックを格別の時間に変えたい人
・器をただ眺める美術品ではなく、毎日の食卓でガシガシ使い倒したい人
・工業製品の均一性に息苦しさを感じ、一つひとつ異なる気泡や揺らぎに愛着を覚える人
・沖縄の自然や文化、環境再生(アップサイクル)の文脈に深い敬意を抱く人
【購入に慎重になるべき人(おすすめできない人)】
・食洗機や電子レンジでの加熱が家事のルーティンに組み込まれている人
・食器棚のスペースが狭く、薄手で完全にスタッキング(重ね置き)できる器を求めている人
・ミリ単位で同じサイズ・色合いで家族分を完全に揃えたい合理性重視の人
・超軽量なグラスを好む高齢者や、小さな子ども用の器を探している人
清天の器は、持ち主に対して「手洗いで丁寧にすすぎ、水気を拭き取る」というわずかな手間を求めます。しかしその手間を愛おしいと感じられる使い手にとって、松田清春氏の窯から送り出されたグラスは、10年、20年と食卓を照らし続ける無二の相棒となります。