『君の膵臓をたべたい』の大成功を経て、浜辺美波のキャリアは目覚ましい飛躍を遂げました。ドラマ『賭ケグルイ』シリーズでは狂気を孕んだギャンブラー役で圧倒的な怪演を見せ、清純派ヒロインのイメージを鮮やかに打破。コメディからサスペンスまで演じ分けられる変幻自在の演技力を証明しました。
NHK連続テレビ小説『らんまん』での芯の強いヒロイン・寿恵子役や、世界的な大ヒットを記録し米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した映画『ゴジラ-1.0』での熱演など、彼女は名実ともに日本を代表するトップランナーへと成長を遂げました。
その確固たる地位を築いた今振り返っても、16歳当時の彼女が『キミスイ』で見せた瑞々しい光と陰影は、奇跡的な瞬間としてファンの心に刻まれています。現在の深みを増した表現力の根底には、間違いなくこの作品で山内桜良と真摯に向き合った濃密な経験が息づいています。