競輪場へ足繁く通うベテランファンや、ネット投票を主戦場とする若年層の車券師たちの間でも、北井佑季のレーススタイルは極めて高い支持を集めています。
SNSやネット掲示板に投稿されているファンの声を分析すると、共通して浮かび上がるのはその「予測可能性の高さ」と「潔さ」に対する評価です。
「最近の競輪は位置取り争いや駆け引きが多くて展開が読みにくいが、北井だけは違う。腹を括ってカマすか突っ張るかだから、車券を買う側として全幅の信頼を置ける」(50代・競輪歴25年ファン)
「元Jリーガーと聞いて最初は客寄せパンダかと思ったが、まったく違った。誰よりも風を切ってラインを生かす走りに胸を打たれる。高松宮記念杯を勝ったときは思わず泣いた」(30代・SNS投稿)
もちろん、車券の観点からは「徹底先行ゆえに末を欠いて別線の強襲を浴びるリスク」を指摘する玄人筋の意見も存在します。しかし、展開に左右されず自らレースを支配しに行くその姿は、数字の損得を超えた求心力を生み出しています。ファンからも競輪関係者からも「逃げて勝つ選手こそ最強」という美学を体現する存在として、今や確固たるリスペクトを獲得しています。