空腹時間を16時間設けることで細胞のゴミを掃除する「オートファジー」の理論は広く普及しましたが、その解釈には重大な偏りが見られます。ノーベル賞受賞で話題となった生理活性メカニズムであることは事実ですが、絶食時間を延ばせば延ばすほど健康になるわけではありません。
オートファジー効果の真相を栄養学的に紐解くと、細胞内修復が活性化する一方で、血中アミノ酸濃度の低下によって筋合成が完全に停止するという強烈なトレードオフを伴います。長時間の絶食は、筋肉維持という観点からは明確なマイナス要因です。1日1食のメリットデメリットを客観的に比較すると、以下の実態が浮き彫りになります。
上記の通り、1日1食の極限的なスタイルは消化器官の休息という限定的なメリットを、代謝ダウンと血管障害という巨大なデメリットが大きく上回ってしまうのが実情です。