乳首ドリルすななぜ大ブレイク?誕生秘話と吉本新喜劇を動かす現在

乳首ドリルすななぜ大ブレイク?誕生秘話と吉本新喜劇を動かす現在

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このネタについてインターネット上でしばしば見られる誤解が、「すっちーが目立っているだけで、吉田裕は単に叩かれているだけ」という言説です。しかし、舞台関係者やお笑い評論家の評価は真逆です。このギャグの命運を握っているのは、圧倒的なフィジカルと計算され尽くした間を持つ吉田裕の「受け身の技術」に他なりません。

吉田裕は、すっちーがアドリブで間合いを外したり、叩くテンポを急激に変えたりしても、ミリ単位で身体の角度を調整し、まきザッパが最も美しく響く位置に自らの胸や脇を差し出しています。また、すっちーの悪戯なフェイントに対し、息を切らしながら汗だくで突っ込むフレーズの音程、声量、表情のグラデーションは、歌舞伎の見得(みえ)にも通じる厳密な古典芸能の領域に達しています。

そして2026年現在の両者の立ち位置を知ることで、この芸の重みはさらに増します。すっちーは2014年に座長に就任し、「すっちー座長公演」を通じて新喜劇の黄金期を牽引してきました。一方の吉田裕も着実に実力を磨き上げ、2026年にはついに新喜劇の「座長」へと昇格を果たしました。かつての「座長と若手」という関係から、今や劇団の看板を背負い立つ「座長同士」として対等の高みに立ち、現在も特別な本公演や節目において乳首ドリルを披露しています。互いがトップリーダーとなった今だからこそ繰り広げられる鍔迫り合いは、深みと凄みを増し、劇場に更なる伝説を刻み続けています。

山田 真由
著者

山田 真由

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