ネット上の旅行情報には、渡口の浜の性質を十分に理解していない誤った言説や誇張が見受けられます。現地でトラブルを回避するために、以下の3つの誤解を正しく認識しておく必要があります。
誤解1:「宮古島屈指のシュノーケリングスポット」という認識
渡口の浜は底一面がきめ細やかな砂地で構成されているため、珊瑚礁や熱帯魚の生息数は極めて少数です。シュノーケリングで色鮮やかな水中世界を観察したい場合は、八重干瀬(ヤビジ)のツアーに参加するか、シギラビーチや新城海岸、中の島海岸(下地島)などを選ぶのが正解です。渡口の浜は「泳ぎながら潜る海」ではなく、「景観を眺め、波打ち際で戯れる海」と割り切るのが賢明です。
誤解2:「波が穏やかで子供でも常に安全に泳げる」という油断
渡口の浜は外洋に直結した開けた湾となっており、遊泳監視員やライフセーバーは常駐していません。特に西側の水路・川口付近や潮の干満が切り替わるタイミングでは、目に見えない離岸流(リップカレント)が発生しやすくなります。足が届く深さであっても、急激な海底の落ち込み(ブレイクライン)が存在するため、ライフジャケット未着用での単独遊泳や、飲酒後の入水は重大な海難事故に直結する危険性があります。
誤解3:「どちらの駐車場も同じように使える」という思い込み
繁忙期のランチタイム(11:30〜14:00)における東側のブルータートル周辺は、入庫待ちのレンタカーで混雑しやすく、路上駐車による交通障害が問題視されています。混雑を避けたい場合は、ピークタイムを外して午前中の早い時間帯に訪れるか、西側駐車場に車を停めて海岸線をのんびり歩いて東側へ向かうルートをおすすめします。