世間が最も関心を寄せるテーマの一つが、1995年頃からパートナー関係にある後藤久美子との関係性です。2人が婚姻届を提出しない「事実婚(フランスのPACSや同居パートナーシップに近い形態)」を選択した背景には、法的な制度と個人の哲学という2つの側面が存在します。
馴れ初めは1994年、映画プロモーションやマカオGPの前哨戦取材などを通じて後藤久美子がサーキットを訪れた際、アレジが一目惚れしたことから始まりました。当時アレジには前妻との婚姻関係(別居調停中)がありましたが、離婚成立後も2人はあえて形式的な入籍を選びませんでした。後藤久美子は過去の雑誌インタビューや手記において、「お互いが自立した人間として愛し合っているからこそ、紙切れ1枚の契約で縛る必要性を感じない」という趣旨の人生観を一貫して語っています。欧州、特にフランスやスイスのセレブリティ層では法律婚に拘泥しないパートナーシップは極めて一般的であり、財産分与や税制面のリスク管理も含めた合理的な選択といえます。
一方で、定期的にネット上で浮上する「離婚疑惑」や「不仲・別居説」の真相はどうなのでしょうか。発端となったのは、後藤久美子が2019年の映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』での銀幕復帰や、2024年のテレビ朝日系ドラマ『アイのない恋人たち』への出演など、日本国内での本格的な芸能活動を再開させた時期と重なります。日本での撮影長期滞在により、スイス・ジュネーブの豪邸にアレジを一人残しているかのような報道が先行したためです。
しかし、関係者の証言や当時の取材記録を精査すると、不仲による別居ではなく、「子供たちが成人を迎えたことで、互いのキャリアと時間を尊重し合う新たなフェーズに入った」というのが実態です。後藤久美子が日本で仕事を行う際もアレジは頻繁に応援のメッセージを送り、バカンスシーズンには家族全員が欧州の拠点で集う生活を維持しています。