表千家の中心人物である第15代千宗左(猶有斎)の歩みと、その家族構成を紐解くことで、宗家における婚姻の重みが浮き彫りになります。
千宗左氏は1970年(昭和45年)、第14代家元・而妙斎千宗左の長男として京都に誕生しました。学習院大学文学部を卒業後、慶應義塾大学大学院で美学・美術史を専攻し、さらに英国へ留学するなど、国際的な知見と伝統美学を兼ね備えた表千家若宗匠としての経歴を歩みます。1998年に「宗員(そういん)」の名を継承して若宗匠格式を披露し、2018年(平成30年)2月28日、第15代千宗左(猶有斎)を襲名しました。
気になる千宗左の家族構成と妻の素性について、茶道界や財界で広く知られているのは、大手ゼネコン・竹中工務店の創業家・社長令嬢との縁談です。日本を代表する伝統建築や茶室建築を手掛けてきた竹中家と、茶道本流を守り続ける不審菴千家との結びつきは、文化と産業が美学で結ばれた象徴的な婚姻として語り継がれています。家元夫人は公の席で過度に主張することなく、初釜や各種茶会において宗家の品格を体現する役割を果たしています。