検査薬を使用して少し時間が経ってから現れる細い線やグレーの影は、いわゆる「蒸発線」と呼ばれる偽陽性の典型例です。判定時間を過ぎて尿が乾く過程で、試薬の境目が浮き出てしまう現象であり、妊娠を示すものではありません。
蒸発線と陽性の見分け方として最も確実なのは、「規定の判定時間内(約1〜3分以内)に色がついた線が出たかどうか」です。本物の陽性であれば、赤紫色や青色など製品指定の色素がしっかりと発色します。一方で蒸発線は、規定時間を大幅に過ぎてから現れることが多く、無色やグレー、あるいは細い糸のような線にとどまる傾向があります。判定時間を過ぎたスティックを後から見返して一喜一憂することは避け、規定時間内の発色のみを判断材料にしてください。