ネット掲示板やSNSでは「Anitubeが別ドメインで復活した」「後継サイトが登場した」という言説が定期的に浮上します。しかし、情報セキュリティの観点から調査を行うと、それらの実態は極めて悪質な便乗型フィッシングサイトまたはマルウェア配布トラップであることが判明しています。
かつての知名度を悪用し、「.to」「.ru」「.biz」といった海外トップレベルドメインを組み合わせた偽サイトが量産されています。これらのサイトの目的はアニメを見せることではなく、訪問者のブラウザを不正な広告ネットワークへリダイレクトさせたり、悪質な拡張機能をインストールさせたりすることにあります。
サイバーセキュリティ専門機関の報告でも指摘されている通り、海賊版クローンサイトの多くは、ユーザーが動画再生ボタンをクリックした瞬間に不正なJavaScriptを実行し、偽のシステム警告画面(「ウイルスに感染しています。今すぐ電話してください」等)を表示させて金銭を騙し取るサポート詐欺へと誘導します。かつてのAnitubeの代替を探す行為そのものが、自らサイバー犯罪者の標的になりにいく行為と言えます。