旧犬鳴トンネルの現在の姿は、心霊スポットというよりも「厳重に管理された危険廃墟」です。新宮宮若線(県道21号)の旧道入り口には強固なゲートが設置され、一般車両の進入は完全に遮断されています。さらに、旧隧道の坑口前には大型コンクリートブロックが隙間なく積み上げられ、その上部にも侵入防止用のフェンスと有刺鉄線が張り巡らされています。
自治体による犬鳴トンネル封鎖の理由は、オカルト的な事象を封じ込めるためではなく、現実的な防犯・安全管理上の要請によるものです。 1つは、1990年代から2000年代にかけて暴走族や非行少年のたまり場となり、不法投棄や治安悪化の温床となったこと。もう1つは、建設から70年以上が経過してコンクリートの劣化が進み、トンネル内外で深刻な落石や法面崩壊の危険が生じていることです。
現在は犬鳴トンネル現在立ち入り禁止措置が徹底されており、行政および警察による遠隔監視カメラが複数台稼働しています。ネット配信者や肝試し目的の若者がフェンスを乗り越えて侵入し、旧犬鳴トンネル 心霊体験をレポートしようとする行為は、刑法第130条(建造物侵入罪)または軽犯罪法第1条1号(入ることを禁じた場所への立ち入り)に明確に抵触します。福岡県警によるパトロールも頻繁に実施されており、侵入者が現行犯逮捕や書類送検されるケースが後を絶ちません。