曙の巨体を語る上で、曙の体重推移と曙の最高体重の変遷は見逃せない要素です。ハワイの高校時代はバスケットボール選手として活躍しており、入門直後は長身細身のシルエットでした。
1988年3月の初土俵時、公称体重は約143kgでした。203cmの身長に対して140kg台は力士としては決して太り過ぎではなく、むしろ手足の長さが目立つ体型でした。しかし、東関親方の課す連日の猛稽古と徹底した食生活改善(1日2回の大量のちゃんこ鍋と白米の摂取)により、筋肉と脂肪を急激に増量させていきます。
関脇から大関、そして横綱へと駆け上がった1993年頃には、体重は210kgを突破。この時期の肉体は筋量が極めて豊富で、スピードとパワーのバランスが最も取れていました。その後、土俵上での絶対的な圧力を維持するために増量を続け、現役力士としての最高体重は233kgを記録しています。
しかし、2001年の大相撲引退を経て2005年以降にプロレス界へ本格進出すると、運動量の変化や加齢に伴い体重のコントロールは難度を増しました。全日本プロレスやZERO1に参戦していた全盛期には、リングアナウンスでのコールで250kg、時には260kgと発表される場面もあり、これが生涯における事実上の最高体重とみられています。