南鳥島沖レアアース本格採掘の陰で漂う不穏な空気——中国側が揺さぶりをかける海洋権益論争と日本の防衛戦略の現在地

南鳥島沖レアアース本格採掘の陰で漂う不穏な空気——中国側が揺さぶりをかける海洋権益論争と日本の防衛戦略の現在地

南鳥島沖レアアース本格採掘の陰で漂う不穏な空気——中国側が揺さぶりをかける海洋権益論争と日本の防衛戦略の現在地の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

言論戦と足並みを揃えるかのように、現場の海でも緊迫感が漂う。南鳥島EEZの外縁部や隣接する公海域において、中国の海洋調査船や潜水艦救難艦の活動が度々確認されている。彼らの狙いは単なる海洋学的な探査にとどまらない。

精密な三次元海底地形データや海水温・塩分濃度の測定データは、将来的な深海資源の探査のみならず、潜水艦の運用をはじめとする軍事作戦において極めて高い価値を持つ。日本の経済水域ギリギリのラインを縫うように航行を繰り返す調査船の存在は、日本側に戦略的圧力を加えると同時に、深海という未知の領域での情報優位を握ろうとする意図を明白に示している。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。