甘さを抑えたスタイリッシュな着こなしや、観劇・ドライブなどで背もたれに寄りかかりたい場面では、平面的で粋な帯結びが活躍します。
年代を問わず愛される貝の口の結び方は、結び目が平らでキリッとした直線美が魅力です。て先とたれ先を直角に折り曲げて交差させる構造のため、帯にコシがないと解けやすくなります。しっかりとハリのある博多織や綿麻素材を選び、折り目をきっちり爪で押さえて形を作ることが成功の秘訣です。
江戸時代の歌舞伎役者に由来する吉弥結びのコツは、たれ先を斜めに折り返して結び目の下からのぞかせる「左右非対称の美」にあります。帯締めを1本通して帯の中央で留めることで、古典的な風情と崩れにくさが大幅にアップします。
また、椅子に座る時間が長い日におすすめなのが簡単なカルタ結びです。結び目を作らずに帯を平らに折りたたんで胴巻きに挟み込むだけなので、背中が完全にフラットになります。新幹線移動や長時間のドライブでも背中が痛くならず、着崩れを気にするストレスから解放されます。