では、実際に米寿プレゼント祖父母として何が最も喜ばれているのでしょうか。ギフトショップの購買データや贈呈体験者の証言を丹念に追うと、高級ブランド品などの物質的な価値よりも、「自分の生きてきた軌跡が認められた」と感じられる情緒的なギフトが圧倒的な支持を集めています。
特に近年のヒット傾向として挙げられるのが、米寿記念品名入れのアイテムです。主役の氏名や家族からの感謝の言葉を刻印した有田焼の湯呑み、桐箱入りの高級若狭塗箸、金文字で名前を入れた真空断熱タンブラーなどは、「使うたびに家族の顔を思い出せる」と好評を博しています。手記や体験談の中には、「孫たちが連名でメッセージを刻んでくれたタンブラーを、毎日仏壇の横に置いて大切にお茶を飲んでいる」といった温かいエピソードが多数報告されています。
加えて、華やかさを添える88歳お祝い花ギフトも根強い人気を誇ります。生花の場合は花瓶の水替えや茎の切り戻しが高齢者の身体的負担になるケースが多いため、水やり不要で数年間にわたり鮮やかな黄色を保つ「プリザーブドフラワー」や、石鹸素材で作られた「ソープフラワー」が現在のデファクトスタンダードとなっています。米寿のテーマカラーであるイエローやオレンジを基調に、長寿の象徴とされるリンドウやバラを組み合わせたアレンジメントは、部屋を明るく彩り、本人の活力向上にも寄与します。