野呂佳代の当時の人気を語る上で欠かせないのが、AKB48内における「バラエティ要員」としての地位確立だ。彼女はガチガチのアイドル路線ではなく、自虐ネタやリアクション芸、デブキャラ(当時の体型を活かしたキャラクター)を武器に、『AKBINGO!』や『週刊AKB』などの冠番組で欠かせない存在となった。
ネット上の反応も二極化していた。肯定的な声としては「AKBで一番おもしろい」「トークが達者で将来はバラドルになれる」という先見性のある評価があった一方で、「アイドルとしての華がない」「お笑い担当にされただけ」という否定的な意見も少なくなかった。
しかし2026年現在、当時の批判的コメントがどうだったかを検証すると、実は野呂の「生き残り戦略」は正しかったことがデータで示されている。AKB48黄金期にグループを離れたメンバーの中で、40代になってもなおテレビ出演を継続できているのは極めて少数だ。野呂の現在の活動実績(年間10–15本のテレビ出演、映画出演、雑誌連載)は、同時期に活動したメンバーと比較しても上位に位置する。