アイドルという枠組みを超え、本格派の役者として業界関係者を唸らせたのが、2001年のスペシャルドラマ『プラトニック・セックス』や、2015年に単独初主演を果たした映画『味園ユニバース』(山下敦弘監督)です。
『プラトニック・セックス』で演じた主人公の恋人・峻役では、若さゆえの脆さや孤独、衝動を生々しく体現。哀愁を帯びた眼差しと生々しい台詞回しは、多くのドラマ関係者から「天性の勘を持つ表現者」と評されました。
さらに映画『味園ユニバース』では、記憶喪失の男「ポチ男」を怪演。圧倒的なボーカル力で歌い上げるライブシーンの迫力はもちろんのこと、言葉少なに佇むだけで漂う独特の緊張感が絶賛され、第19回ファンタジア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞するという快挙を成し遂げました。計算された芝居ではなく、役柄の感情を身体ごと引き受けるそのスタイルは、今なお映画監督やクリエイターの間で高く評価されています。