関西を中心に「三田屋」と冠するブランドが複数存在するため、多くの利用者が「どれも同じチェーン店なのか?」と混同しがちです。しかし実態は、歴史的なルーツを同じくしながらも、現在は完全に独立した別会社として運営されています。
三田屋の起源は、兵庫県の精肉・畜産界で名を馳せた廣岡家および菅沼家にあります。兄弟・親族がそれぞれ異なるコンセプトで事業を展開した結果、以下のような明確な違いが生まれました。
- 三田屋本店 やすらぎの郷(株式会社三田屋本店):菅沼達夫氏が創業。能舞台「有馬能楽堂」や三田青磁の器、生演奏を取り入れ、「能舞台×ステーキ」という唯一無二の芸術的ダイニング空間を構築した本拠地。
- 三田屋総本家(株式会社三田屋総本家):廣岡家の系譜に連なるブランドで、主にハム・ソーセージや精肉加工品の卸売、レトルトカレーのギフト展開、直営レストランなどを手がける。
- 廣岡揮八郎の三田屋(株式会社三田屋):長男である廣岡揮八郎氏が展開。レストラン事業を中心に、オリジナルの生ドレッシングやハムの製造販売を行っている。
したがって、「能舞台を眺めながらステーキを食べる」という極上の体験ができるのは、兵庫県三田市にある三田屋本店 やすらぎの郷およびその直営店に限られます。予約やギフト購入の際は、ブランドの違いを正しく把握しておくことが肝要です。