地域密着型施設としての目黒区中根住区センター 評判を紐解くと、利用者層によって明確な評価の傾向が浮き彫りになります。子育て世帯とサークル主催者の双方から集めた生の体験談を検証します。
都立大学エリア在住で未就学児を育てる30代女性は、取材に対し次のように語っています。
「目黒通り沿いや駅前の商業エリアは人通りが多くてベビーカー移動に神経を使いますが、中根住区センター児童館は呑川本流緑道から入った静かな場所にあるので、通うだけで気分転換になります。午前中の乳幼児向けタイムでは指導員の方が声をかけてくれて、引っ越してきたばかりの頃にママ友ができるきっかけになりました。おもちゃの手入れや消毒も行き届いていて清潔です」
こうした好意的な意見の一方で、自主活動サークルの代表を務める60代男性からは、現場ならではのシビアな指摘も寄せられました。
「レクリエーションホール自体は使いやすく、目黒区の利用料金としては非常に良心的です。しかし、空調の効きや備品のパイプ椅子の経年劣化など、昭和〜平成期に建設された公設施設特有の古さは否めません。また、利用枠の入れ替わり時間が15分から30分程度しかないため、前の団体が退室を遅らせるとこちらの準備時間が削られるというトラブルがたまに発生します。お互いのマナーに依存している部分が大きいのが現状です」
現場を観察すると、エントランスや共用廊下は管理スタッフによって常に清潔に保たれており、掲示板には地域安全情報や各種サークルの募集チラシが整然と並んでいます。行政主導の冷たさはなく、人の温もりを感じさせるコミュニティ拠点としての機能が堅牢に維持されている様子がうかがえます。