燕三条ラーメンの聖地として長年君臨した「福来亭 本店」ですが、2007年秋、多くのファンに惜しまれながらその歴史に幕を下ろしました。ネット上やファンの間では様々な憶測が飛び交いましたが、その背景には主に建物の老朽化と創業者一族の世代交代という現実的な理由がありました。
創業の地で長年営業を続けてきた店舗は建物の経年劣化が進んでおり、大規模な改修が必要な状況にありました。また、すでに創業者の親族や後継者たちがそれぞれ独立し、独自の店舗運営で確固たる地位を築いていたことも大きな要因です。
つまり、本店の閉店は経営不振による撤退ではなく、元祖としての歴史的役割を全うし、次代を担う店舗へとバトンを渡した「円満な継承」であったといえます。伝説の看板は下ろされたものの、生み出された至高のレシピと情熱は今なお色褪せることなく新潟の地に息づいています。