男子記録以上に長期にわたりアンタッチャブルとされているのが、女子100メートル走世界記録です。1988年7月にアメリカのフローレンス・ジョイナー(通称ジョー・ジョー)が樹立した10秒49は、35年以上が経過した現在も頂点に君臨しています。
当時、風力計の故障疑惑や薬物疑惑など様々な議論が巻き起こったものの、国際陸連(現ワールドアスレティックス)の公式記録として認定。その後、エレイン・トンプソン=ヘラ(ジャマイカ)が2021年に歴代2位となる10秒54をマークし、シェリー=アン・フレーザー=プライスやシャカリ・リチャードソンといったトップ選手たちがジョイナーの牙城に迫る走りを見せています。