ネット上のコミュニティやSNSで定期的にバズを生み出しているのが、イタリアンの遥か先を行く「アフリカン」や「エイリアン」といった異形の裏メニューです。これらを注文する際には、店舗ごとの系統とルールを正しく把握しておく必要があります。
味仙は創業者である郭明優氏の兄弟親族によって暖簾分けされており、各グループで独立採算と独自の調理裁量が認められています。代表的な系列には以下のような棲み分けが存在します。
- 今池本店系(長男系):名古屋駅構内や大名古屋ビルヂングにも展開。元祖の味を守る正統派で、基本は「標準」「アメリカン」が中心。過度な激辛裏メニューの煽りは控えめ。
- 矢場味仙(長女系):矢場町に構える大箱店舗。東京・神田や新橋へも進出しており、エンターテインメント性と刺激性を追求する気風が強く、「イタリアン」「アフリカン」「エイリアン」の発祥地として知られる。
- 八事店・藤が丘店など(他兄弟系):地域密着型で、独自の辛味調整やオリジナルサイドメニューを展開。
特に「エイリアン」は、矢場味仙の厨房で激辛を極限まで求める常連客のリクエストに応える形で自然発生したと伝えられています。「地球外生命体に遭遇したかのような未知の辛さ」「食べた人間の顔が激変する」といった比喩からその名が定着しました。着丼した瞬間に視界へ飛び込んでくるのは、液状のスープではなく、唐辛子の粉末と油分が麺に絡みつく赤黒いペースト状の物体です。スープを飲み干すことは胃壁への深刻な負荷を意味するため、興味本位での安易な注文は現場の店員からも制止されるケースがあります。