Q1:肩呼吸を長期間放置していると、どのような健康被害が出ますか?
A1:慢性的な首こり・肩こりや緊張型頭痛の固定化に加え、呼吸補助筋が過緊張することで自律神経の交感神経が興奮し続け、不眠、疲労感、胃腸機能の低下などを招きます。また、胸郭の柔軟性が失われて呼吸機能そのものが低下し、運動耐容能(運動に耐えうる体力)が徐々に落ちていくリスクがあります。
Q2:息苦しさを感じて過呼吸になりそうなときは、どう対処すればよいですか?
A2:息を吸おうとせず、「息を吐き切る」ことに意識を集中させてください。背中を軽く丸め、唇をすぼめて「ふーっ」と細く長く息を吐きます。かつて推奨されたペーパーバッグ法は低酸素血症の危険があるため現在では非推奨です。まずは座って前かがみの姿勢を取り、吐く息を吸う息の2倍以上の時間をかけてゆっくり行うことで、興奮した神経を鎮静化させます。
Q3:高齢の家族が肩を上下させて息をしています。終末期のサインでしょうか?
A3:一概に終末期とは断定できませんが、急性肺炎、心不全の急性増悪、あるいはCOPDの増悪など、緊急を要する呼吸不全を起こしている可能性が高いです。呼びかけに対する反応、SpO2数値、発熱の有無、食事や水分の摂取状況を確認し、明らかな異常があれば救急要請や主治医への緊急連絡を行ってください。