成宮寛貴が2016年に突如芸能界引退を決断した背景には、週刊誌報道に端を発する激しい人間不信とプライバシー侵害のトラウマがありました。当時、週刊誌『FRIDAY』が報じた違法薬物使用疑惑について、所属事務所は直ちに事実無根と発表し、薬物検査(尿検査)でも陰性反応が出ていました。
しかし、決定的な打撃となったのは、長年信頼を寄せていた「友人」とされる人物によって自宅内のプライベートな写真や音声データがメディアに売り渡されたという事実でした。成宮本人が引退時に発表した直筆メッセージには、当時の絶望が生々しく刻まれています。
「心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」「仕事関係者の方々には多大なるご迷惑をおかけすることを許してください」「今すぐこの場から消え去りたい」という言葉は、メディアによる疑惑報道そのもの以上に、身近な人間関係の崩壊と、セクシャリティを含む極めて私的な領域が白日の下に晒されたことに対する精神的限界を示していました。
ネット上では当時、事実確認が曖昧な憶測やデマが飛び交いましたが、公的機関による逮捕や起訴などの事実は一切存在せず、法的な問題によって引退を余儀なくされたわけではないという点は、今あらためて明確にしておくべき重要な事実です。