2009年、当時わずか16歳だった少年・菅田将暉は、特撮ドラマ『仮面ライダーW』のフィリップ役で鮮烈なデビューを飾った。平成仮面ライダーシリーズ最年少主演という快挙は、放送当時から業界内に大きな激震を走らせている。
緑と黒の衣装に身を包み、知的好奇心の塊である謎の少年を演じた彼の透明感は、視聴者の心を一瞬で掴んだ。しかし本人は後年のインタビューで「当時は右も左もわからず、とにかく必死だった」と振り返る。現場での厳しい指導に耐え抜き、毎日のように演技の特訓を重ねた日々こそが、カメレオン俳優と呼ばれる彼の強固な土台を作ったのだ。