コーヒーを飲み過ぎて体調不良が始まってしまった場合、慌てずに以下のステップで対処を行ってください。血中のカフェイン濃度を下げ、副交感神経を優位に導くことが回復への最短ルートです。
ステップ1:常温の水または白湯を大量に飲む(希釈と排出)
胃痛や吐き気、動悸を感じたら、直ちにコップ2〜3杯(500ml〜1L程度)の常温水や白湯をゆっくり時間をかけて飲んでください。胃内の未吸収カフェインを薄めるとともに、循環血液量を増やして血中濃度を低下させ、腎臓からの尿中排出を速やかに促進します。冷水は胃をさらに刺激するため、必ず常温以上の温かさにしてください。
ステップ2:胃粘膜保護のための食品を少量摂取する
胃の激痛がある場合は、胃壁を保護するために牛乳、豆乳、または少量のプレーンヨーグルトを口に含みます。胃酸を中和し、直接の刺激をブロックします。ただし、激しい吐き気がある場合は無理に固形物を食べず、水分摂取のみに留めてください。
ステップ3:衣服を緩め、腹式呼吸で安静を保つ
ネクタイやベルト、ボタンを緩めて身体への圧迫を取り除き、横になれる場合は右側を下にして横向きに寝ます(胃の構造上、内容物が十二指腸へスムーズに流れやすくなり、逆流を防げます)。息を深く吸い、時間をかけて吐き出す腹式呼吸を繰り返すことで、暴走している交感神経を鎮め、副交感神経を活性化させます。
ステップ4:市販の鎮痛剤・胃腸薬の選び方に注意する
頭痛がするからといって、手近にある市販の鎮痛薬を安易に服用してはなりません。多くの市販鎮痛薬(総合感冒薬や頭痛薬)には「無水カフェイン」が添加されており、二重摂取となって中毒症状を悪化させる危険があります。薬を服用する場合は、カフェイン無配合の胃腸薬(制酸剤や粘膜修復剤)や鎮痛成分のみの単剤を選定してください。