トコジラミに刺されたらどうする?症状の見分け方と完全駆除法

トコジラミに刺されたらどうする?症状の見分け方と完全駆除法

トコジラミに刺されたらどうする?症状の見分け方と完全駆除法について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

トコジラミによる刺咬症は、一般的な虫刺され用塗り薬(清涼成分や微量の抗ヒスタミン剤のみの製品)では太刀打ちできないほどの激痛を伴う痒みを生じさせます。患部を掻きむしると、皮膚のバリア機能が破壊されて細菌感染(とびひや蜂窩織炎)を併発し、色素沈着や傷痕として数ヶ月以上残るリスクがあります。

セルフケアを行う場合、トコジラミに効く市販薬としては、抗炎症作用を持つ「ステロイド成分」が配合された外用薬が第一選択となります。ドラッグストアで購入可能な指定第2類医薬品の中でも、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)などを含有したミディアムランク〜ストロングランクの「アンテドラッグ型ステロイド」を選ぶのが基本です。アンテドラッグは患部で高い抗炎症効果を発揮したあと、体内に吸収されると速やかに分解されるため、副作用のリスクを抑えつつ強い炎症を鎮静化できます。

しかし、市販薬を2〜3日塗布しても激しい痒みで眠れない、腫れが急速に広がっている、あるいは水ぶくれ化している場合は、直ちに皮膚科での治療法と受診目安に沿って医療機関へ向かう必要があります。

皮膚科では、症状の重症度に応じて以下のようなステロイド外用薬と処方薬を用いた集中的な治療が行われます。

  • ベリーストロング・ストロング級のステロイド外用薬:ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル(アンテベート等)やモメタゾンフランカルボン酸エステル(フルメタ等)の処方により、強烈な皮膚炎を短期間で封じ込めます。
  • 抗ヒスタミン内服薬(第2世代):オロパタジンやフェキソフェナジンなどの飲み薬を併用し、中枢からの痒み伝達と睡眠障害を強力に遮断します。
  • 抗生物質外用・内服薬:掻き壊しによる黄色ブドウ球菌などの二次感染が疑われる場合、化膿止めの治療を同時進行します。
佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。