共働き世帯にとって、学校選びの決定打となるのが放課後の受け皿だ。江戸川区独自の「すくすくスクール事業」は、学童保育と放課後子ども教室を一体化したモデルとして全国的な注目を集めてきた。南篠崎小でも、放課後のチャイムと同時に多くの児童が校内のすくすくスクールへと移動する。校舎から一歩も外に出ることなく、安心できる空間で宿題をこなしたり、校庭を駆け回ったりできる利便性は計り知れない。
専任の指導員や地域スタッフが常駐し、学年を超えた交流が自然と生まれる設計だ。有料の民間学童に頼らざるを得ない他地域の家庭と比較して、経済的・心理的な負担は圧倒的に軽い。17時以降の延長利用にも対応しており、フルタイム勤務の親にとっては頼もしい防波堤となっている。地域コミュニティのシニア層が将棋や昔遊びを教えるイベントも定期的に開催され、核家族化が進む現代において貴重な多世代交流の場として息づいている。