ネット上の掲示板やSNSでは、本作に関して今なおいくつかの誤解が語り継がれています。長年のファンやこれから視聴する読者が知っておくべき、決定的な事実を整理します。
- 誤解1:沢尻エリカと共演者たちの間に現場で激しい不仲があった?
「全員悪女」というドラマの宣伝文句や、劇中での凄惨な足の引っ張り合いから、ネット上では「キャスト同士が私生活でもバチバチに対立していたのではないか」という噂が飛び交いました。しかし、菜々緒や佐々木希らがバラエティ番組や公式SNSで明かした現場の舞台裏では、本番カットがかかった瞬間に全員で大爆笑していたというのが真実です。沢尻エリカ自身も座長として周囲に気配りを絶やさず、女性キャスト陣で差し入れを交換し合うなど、撮影現場は極めて和気あいあいとしたプロフェッショナルの現場でした。 - 誤解2:川島レミ絵のセリフはすべて菜々緒のアドリブだった?
彼女のあまりに滑らかな毒舌から「菜々緒のアドリブ連発」と誤認されることがありますが、基本的には脚本家(渡辺千穂ら)が練り上げた緻密な脚本テキストが存在していました。菜々緒の功績は、その難解で早口なテキストに独自のイントネーション、目線の動き、表情の痙攣などを加え、血肉の通った狂気へと昇華させた「表現力」にあります。 - 誤解3:第2期は第1期の直接的な焼き直しに過ぎない?
「設定を変えただけの同じフォーマット」と見なされることがありますが、前述の通り物語の主題は「個人のマウンティング」から「ブランドの経営権を巡る企業買収とクリエイティビティの戦い」へとシフトしています。吉成ちなみの立ち位置も、守られる側の新人から、チームを率いて結果を出さなければならない中間管理職・リーダーとしての苦悩を描いており、働く社会人にとっての共感ポイントは第2期の方がよりシビアです。