超大陸パンゲア分裂の真相!2億5000万年後の地球と日本列島の運命

超大陸パンゲア分裂の真相!2億5000万年後の地球と日本列島の運命

超大陸パンゲア分裂の真相!2億5000万年後の地球と日本列島の運命にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

大陸移動が止まらないプロセスである以上、未来の地球で再び大陸が集結することは地質学的に確実視されています。現在、国際的な地球惑星科学コミュニティで議論されている主要なシナリオが、次の超大陸パンゲアウルティマ(ノヴォパンゲアとも呼ばれる)と、アメイジア大陸の形成予測です。

どちらのシナリオが現実化するかは、各大洋の拡大・縮小傾向が今後どう推移するかによって分かれます。大西洋が再び縮小へと転じてアフリカ・ヨーロッパ・アメリカが衝突する場合、地中海が消失して巨大な内海を抱え込む「パンゲア・ウルティマ」が約2億5000万年後に誕生します。一方で、太平洋が完全に閉じ、オーストラリアやユーラシア、南北アメリカが北極圏付近で衝突合体するモデルでは「アメイジア大陸」が形成されると予測されています。

では、2億5000万年後の地球環境はどのような姿になっているのでしょうか。2023年秋に英ブリストル大学などの国際研究チームが科学誌『Nature Geoscience』に発表した気候シミュレーションは、世界中に強い衝撃を与えました。研究チームのスーパーコンピュータ解析によると、超大陸が形成された地球では太陽活動の増大(現在より放射量が約2.5%増加)に加え、プレート衝突や火山活動による大気中二酸化炭素(CO2)濃度の上昇が重なり、地球規模の超温室効果が発生します。

その結果、超大陸の内陸部では夏場の気温が常時50℃から60℃を超え、乾燥した広大な不毛地帯が陸地の大部分を覆い尽くします。現生の哺乳類が体温調節を行って生存できる生息適地は、陸地全体のわずか8%〜16%にまで激減すると試算されているのです。さらに日本列島の運命について言えば、太平洋が消失するシナリオであれ大西洋が閉じるシナリオであれ、ユーラシア大陸と周囲のプレートの衝突に押し潰され、現在のヒマラヤ山脈のような標高数千メートルの超巨大山脈の内陸深くに完全に埋没・隆起し、列島としての独自の地形は完全に失われると予測されています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。