インターネット上の掲示板やSNSで「名古屋学芸大学はやばい」と書き込まれる背景には、大きく分けて3つの要因が存在します。取材班が大学関係者および学生コミュニティを調査したところ、いわゆる「学力崩壊」や「不祥事」といったネガティブな要因ではなく、この大学特有の極めてストイックな教育環境が浮き彫りになりました。
第1の要因は、メディア造形学部に代表される「課題のハードさ」です。映像メディア学科やファッション造形学科では、プロ仕様の機材やスタジオを用いた制作実習が連日のように課されます。中間講評や卒業制作の時期になると、日進キャンパスの演習室に籠もり切りになる学生も少なくありません。ネット上に投稿される「徹夜続きでやばい」「課題に追われて遊ぶ暇がない」という嘆きが、言葉通りのネガティブワードとして一人歩きしている実態があります。
第2の要因は、ポジティブな意味での「国家試験合格率と就職実績が高すぎてやばい」という驚きです。管理栄養学部や看護学部において、全国平均を大きく上回る合格率を毎年維持しており、中堅私大の枠組みを超えた実績が受験業界で話題を集めています。
第3の要因は、同じ敷地内に広がる名古屋外国語大学との混同と立地です。「名外大(めいがいだい)」と「名芸大(名古屋芸術大学)」「名学芸(名古屋学芸大学)」という東海圏の類似名称による混乱に加え、日進キャンパスの丘陵地特有のスクールバス通学事情が、誇張された噂の源流となっています。