今季のプレミアリーグでも一際異彩を放つのが、指揮官たちの強烈なアイデンティティだ。エヴァートンFCを率いるショーン・ダイチ監督は、規律ある守備ブロックとデュエルでの強さをベースにした質実剛健なスタイルを構築。ホームの熱気を味方につけ、泥臭く勝利をもぎ取る粘り強さがある。
対するクリスタル・パレスFCのオリバー・グラスナー監督は、高位置からのハイプレスと前線への素早いトランジションを植え付け、躍動感溢れるフットボールを展開している。自陣に引いて構える相手をどう崩すか、あるいは敵のハイプレスをいかに潜り抜けるか。盤上の駆け引きは試合開始のホイッスルと同時に最高潮を迎える。