「パッケージから出したばかりの新品電池を入れたのに、AirTagが全く反応しない」――ネット上のサポート掲示板やSNSで最も多く報告されるトラブルがこれです。電池の向きが合っているにもかかわらずAirTag 電池交換 動かない状態に陥る場合、その原因の9割以上はAirTag 苦味剤 コーティングにあります。
ボタン電池は乳幼児の誤飲事故が絶えない製品であるため、デュラセル(Duracell)をはじめとする欧米メーカーや一部国内メーカーは、表面に安息香酸デナトニウムなどの苦味成分を薄膜状に塗布しています。人間が舐めると強烈な苦味を感じる安全対策ですが、このコーティング剤が電気を通さない絶縁体の役割を果たしてしまうのです。
AirTag内部のマイナス極接点は、電池の底面および側面と極めてデリケートなピンポイントで接触する構造になっています。ここに苦味剤の被膜が挟まることで電気が遮断され、システム上は新品電池が入っていても「給電ゼロ」と判定されます。実際、Apple サポート AirTag 電池の公式ガイドラインにも「苦味剤がコーティングされているCR2032電池は、コーティングの配置によってはAirTagで使用できない場合がある」と明確な注意喚起が記載されています。
もし手持ちの電池が動かない場合、無水エタノールやアルコール除菌シートで電池のマイナス面(刻印のないザラザラした面と側面)を強めに拭き取ることで、被膜が溶けて通電するケースもあります。しかし、最初からコーティングのない製品を選択する方が確実な復旧への近道です。