多くの人が「折り紙が下手だから似ていない」と誤解していますが、仕上がりの違和感の8割以上は「顔の描き込みミス」に起因しています。折り紙の輪郭自体が多少歪んでいても、顔の配置さえ正確であれば脳は目的のキャラクターとして認識します。
現場のプロが実践するキャラクター折り紙の顔の描き方のコツは以下の3点に集約されます。
第一に「目の位置は想像よりも下にする」ことです。大人は無意識に用紙の中央や上寄りに目を描きがちですが、アニメやマスコットの幼児体型キャラは、全長の「下から3分の1」のラインに目と鼻が密集しています。位置が数ミリ上がるだけで、一気に大人びた不自然な表情になってしまいます。
第二に「パーツ間の距離」です。ちいかわやすみっコぐらし系のキャラは、両目の間隔を広めに取る「離れ目」に配置することで特有の愛らしさが生まれます。逆にピカチュウなどは、目の横幅と同じくらいのスペースを頬の赤丸用に空けておく計算が必要です。
第三に「丸シールやテンプレートの活用」です。サインペンで直接フリーハンドで描くのはプロでも緊張する作業です。100円ショップ等で入手できる白・黒・赤の丸シールを貼るだけで、線のブレがない完璧な表情を再現できます。下描きを鉛筆で薄く入れておくことも失敗を防ぐ鉄則です。