店頭で手にする「100g」のコーヒー豆。一般的なハンドドリップ(ペーパードリップ)でホットコーヒーを淹れる場合、コーヒー豆1杯あたりのグラム数は「10g〜12g」が標準的な黄金比です。したがって、計算上は100gで約8杯〜10杯分のコーヒーを楽しめます。
ただし、この杯数は抽出スタイルや器具によって大きく増減します。氷で急冷させる「アイスコーヒー」を作る場合、氷が溶けて薄まることを見越して粉の量を1.5倍〜2倍(1杯あたり約15g〜18g)使用するため、100gで淹れられるのは約5杯〜6杯分に留まります。一方で、軽やかなアメリカンやフレンチプレスで浅煎り豆を軽快に抽出する場合は、1杯あたり8g前後で淹れるケースもあり、その際は最大12杯〜13杯分まで抽出可能です。
スケール(電子計量器)がない環境で気になるのが「大さじ何杯分に相当するのか」という点です。一般的な料理用大さじ(15ml)を使用した場合、焙煎度合いによる比重の違いはあるものの、以下が目安となります。
- 豆のまま(中煎り〜深煎り):大さじ1杯=約5g〜6g(すりきり) ➡ 100gで大さじ約17〜20杯
- 挽いた粉の状態:大さじ1杯=約5g(すりきり)/約7g〜8g(軽く山盛り) ➡ 100gで大さじ約14〜20杯
- コーヒー専用メジャーカップ:1杯=約10g〜12g ➡ 100gで約8〜10杯分
豆の焙煎が深い(深煎り)ほど水分が抜けて一粒が軽くなり、浅煎りほど密度が高く重くなります。そのため、本格的な味わいを追求するなら、容量(スプーン)ではなく重量(グラム)での計量が失敗を防ぐ最短ルートです。