劇場版三部作として映画館のスクリーンに放たれた本作は、原作単行本16巻第137話から最終23巻第205話までの激動の攻防を濃密に映像化しています。産屋敷耀哉が自らの命と屋敷を囮にして無惨を爆破した瞬間、鬼殺隊士全員が鳴女の血鬼術によって異空間「無限城」へと引きずり込まれる場面から物語は一気に加速します。
城内は重力が捻じ曲がり、無数の部屋と回廊が目まぐるしく交錯する地獄の迷宮。隊士たちは分断され、それぞれが因縁深き上弦の鬼たちとの単独・少数戦闘を強いられます。戦いの進行とともに描かれるのは、各キャラクターが背負ってきた過酷な生い立ちと、極限状態で発現する「痣」「赫刀(かくとう)」「透き通る世界」の境地です。
物語のクライマックスでは、珠世が命を賭して無惨に投与した多重阻害薬が機能し始め、戦局は地上での泥沼の持久戦へと移行します。無限城編の結末詳細まとめにおいて最大の山場となるのは、夜明けまでのカウントダウン。肉体を巨大な赤子の姿に変えて日光から逃れようとする無惨に対し、満身創痍の鬼殺隊が人の壁となって立ち塞がる執念の攻防が繰り広げられます。