オービス通過後の不安な期間について、主要な交通掲示板やSNS、知恵袋等のコミュニティで交わされている生々しい当事者の声を分析すると、ドライバーたちが共通して陥る「心理的罠」が浮き彫りになります。
ネット上に投稿された実際の反応をいくつか抽出してみましょう。
「新東名を走行中、制限120km/h区間で135km/h前後で走っていたら頭上で赤く光った。毎朝ポストを開ける手が震えていたが、2ヶ月待ってもハガキは届かず。後から調べたらNシステムだったようだ。あの生きた心地がしなかった日々は何だったのか……」(30代男性・会社員)
「深夜のバイパスでパシャッと強烈に光り、『完全に終わった』と免停の講習費用を工面していた。しかし3ヶ月経っても警察から音沙汰なし。同乗していた友人の証言では、どうやら反対車線を猛スピードで爆走していたスポーツカーに向けた移動式オービスのストロボだったらしい」(20代男性・自営業)
「首都高のループコイル式で明らかに赤くフラッシュした。絶対に一発免停だと覚悟して1ヶ月待ったが何も来ない。当時サンバイザーを深く下ろして黒いフェイスマスクを着用していたため、写真不鮮明で弾かれたのかもしれないが、もう二度とあんな恐怖は味わいたくない」(40代女性・主婦)
こうした声から分かるのは、「光を目撃した瞬間の恐怖心が記憶を歪ませ、あらゆる赤い光をオービスのフラッシュだと錯覚してしまう」というドライバーの心理的パニックです。赤いテールランプの残像、道路工事現場の誘導赤色灯の点滅、遠くの道路情報板の反射光など、過度の緊張状態にある脳は日常の光を「オービスの赤い閃光」として都合悪く誤認識してしまいます。恐怖に駆られて警察署へ自己申告の電話をかけてしまい、かえって事態を複雑化させてしまう例もあるため、まずは客観的な状況整理が不可欠です。