設計を手掛けた建築チームが最もこだわったのは、「静寂と動性の共存」だという。コンクリートと鉄骨が主流の都市空間において、日本固有の木材や漆喰を惜しみなく使用。これにより、建物全体が息づくような温もりと独特の静謐さを生み出すことに成功した。
一方で、空間内部には空間音声システムや動線連動型の照明演出など、目に見えない形で最先端のITインフラが張り巡らされている。見学者が歩みを進めるごとに、その足音や挙動に合わせて空間の演出が自然に変化していく仕組みだ。ハイテクでありながらも温かみを感じさせるデザインは、海外の建築評論家からも高い評価を受けている。