別亭鳥茶屋の暖簾をくぐる来訪者の胃袋を掴んで離さないのが、創業以来受け継がれてきたふたつの黄金メニューです。食材の仕入れから出汁の引き方に至るまで一切の妥協を排した料理の魅力を掘り下げます。
まず筆頭に挙げるべきは「別亭鳥茶屋 うどんすき」です。関西風の透き通った黄金出汁に、厳選された山海の幸──活海老、鶏肉、湯葉、季節の青菜、椎茸など多種多様な具材が美しく敷き詰められます。そこに投入されるのが、驚くほど極太で強靭なコシを誇る自家製うどんです。煮込むほどに具材の旨味がつゆへと溶け出し、その滋味深いうま味をうどんが余すことなく吸い込んでいきます。最後の一滴まで飲み干したくなる出汁の完成度は、まさに東京で味わえる関西料理の最高峰です。
そして、昼の神楽坂を熱狂させているのが「別亭特製親子丼(1,480円・税込)」です。これを目当てに遠方から神楽坂の石畳を訪れる人が絶えません。南部鶏をはじめとする厳選地鶏を熟練の職人が絶妙な火入れで仕立て、卵はとろりとした半熟とふんわりの二重奏。濃厚な黄身のコクと、利尻昆布や鰹節から丁寧に取られた上品な割下が口の中で一体となります。さらに贅沢を極めたい層に向けては「特盛(上)親子丼」も用意されており、ビジネスパーソンのパワーランチから週末の散策ランチまで、圧倒的な支持率を誇っています。