多くの一般視聴者が最も気にかけているのが、「地上波連続ドラマへの復帰」や「『昆虫すごいぜ!』のカマキリ先生復活」があるのかという点です。大手広告代理店幹部およびキー局プロデューサーへの取材から見えてくる現実は、依然として極めてシビアです。
民放キー局のキャスティング担当者は次のように実情を語ります。
「現在のテレビドラマ制作において、最大の決定権を持つのはスポンサー企業のリスク管理部門(コンプライアンス委員会)です。香川さんの卓越した演技力と画面を引き締める存在感を欲しているディレクターは今も数多く存在します。しかし、女性層を中心とした反発リスクや不買運動の懸念を恐れるスポンサーが存在する限り、地上波の全国ネット枠で香川さんを大々的に起用することは極めて困難なのが実情です」
特に『昆虫すごいぜ!』のような公共放送の教育的コンテンツに関しては、性加害報道の性質上、NHKが再登用するハードルは極めて高いと言わざるを得ません。ただし、動画配信プラットフォーム(Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTなど)のオリジナルドラマや、インディペンデント系劇場公開映画、あるいは単発の声優出演などに関しては、スポンサー制約が緩やかなため、本格的な映像復帰の足がかりとなる可能性が現実的に模索されています。