『ゼノギアス』屈指のチート機体「ORヴェルトール」の圧倒的強さの秘密とは何なのか。プレイヤーが体感するその理不尽な強さは、設定上の強大さが見事にゲームシステムへ落とし込まれた結果と言えます。
本編中、プレイヤーは「ゴリアテ工場」脱出後や「トーラナイト」周辺など、複数回にわたってORヴェルトールと交戦することになります。しかし、戦闘開始直後に突きつけられるのは次元の違う戦闘力です。通常攻撃の一撃でこちらのギアのHPの大半が消し飛び、必殺技である「超武技剛天雷」や「超武技光掌」を放たれれば、防御を固めていようが一撃で数万単位の致命的ダメージを受けて即座にスクラップと化します。
システム上、多くの戦闘は「敗北してもストーリーが進行するイベント戦闘」として設計されています。しかし開発陣の巧妙な仕掛けとして、完全な負けフラグではなく、極限まで突き詰めた育成と戦略を行えば撃破可能という絶妙なバランスが組まれていました。
エーテル攻撃力を極限まで高めたギア(エル・レグラウスやレンツィンなど)による開幕特攻、あるいは徹底的な回避重視セッティングと「機神黒掌」のタイミング計算を駆使することで、辛勝することが可能です。撃破時には莫大な経験値と共に超レアアイテム「大蛇掌」などをドロップするため、当時のやり込み派プレイヤーたちの間では「ORヴェルトール撃破」こそが最高のトロフィーとして語り草になりました。