エネルギー経済の観点および現地インフラの難易度を踏まえると、韓国における「車の利用」は誰にでも無条件で推奨できる選択肢ではありません。燃料価格の割高感と運転リスクを冷静に天秤にかける必要があります。
レンタカー利用をおすすめできる人の条件
① 済州島(チェジュド)や江原道(カンウォンド)など、公共交通機関が希薄な地方都市を周遊する人
ソウル以外の地方路線ではバスの本数が限られ、タクシーの捕獲も困難です。燃料代が高めであっても、3〜4名のグループで割り勘にできるのであれば、移動の自由度と時間対効果はガソリン代の出費を大きく上回ります。
② 韓国の電話番号や現地決済アプリ(NAVER Pay、KakaoPayなど)を所持しているリピーター
無人スタンドでの決済トラブルを自力で回避でき、Opinetを駆使して最安値スタンドを選定できる情報リテラシーがある層にとって、韓国の道路網(高速道路の整備レベルは極めて高い)は快適なドライブ環境となり得ます。
レンタカー利用を避けるべき(おすすめできない)人の条件
① ソウル市内・釜山(プサン)市内の都心部を中心に滞在・移動する人
大都市圏での車移動は経済的に最悪の選択肢です。世界最高峰に発達した地下鉄網(1乗車約1,400ウォン=約150円)と定額バス網が存在するなか、リッター2,000ウォン近いガソリン代、極度の交通渋滞、1時間あたり数千ウォンに及ぶ駐車料金を負担する合理的理由は一切ありません。
② 韓国語が読めず、海外でのカード決済枠に不安がある初心者
誤給油(揮発油と軽油の取り違え)を起こした場合、エンジンの全損事故となり、保険適用外で数十万ウォン〜数百万円相当の損害賠償を請求されるリスクがあります。給油機の韓国語操作に少しでも不安を覚えるなら、KTX(高速鉄道)と配車アプリ(カカオTなど)を組み合わせた移動へ即座に切り替えるべきです。