実際にロールス・ロイスを新車で発注し、涼しい顔で日常を共にするためには、どれほどの経済力が必要なのでしょうか。まずは、一般には想像しにくいロールスロイス 年間維持費のリアルな内訳を整理してみましょう。
年間走行距離を約5,000kmと想定した場合の年間コスト試算は以下の通りです。
- 自動車税(種別割):年間 110,000円(6.75Lガソリンエンジンの場合。排気量6.0L超の区分。EVのスペクターは自治体基準により大幅に減免)
- 任意保険料(車両保険付き):年間 約80万〜150万円(新車価格5,000万〜8,000万円の車両保険を引き受けてくれる損保会社は限られており、等級や盗難対策環境によって大きく跳ね上がります)
- ガソリン代・電気代:年間 約30万〜45万円(ハイオク仕様、実燃費はリッター4〜5km前後。都心のストップ&ゴーでは3km/Lを切ることも珍しくありません)
- 車検・定期メンテナンス費用:年間平均 約60万〜100万円(新車時は4年間のメーカー保証プログラム「ロールス・ロイス・サービス・インクルーシブ」が付帯しますが、油脂類や消耗品、2年ごとの車検法定費用・整備でまとまった出費が発生します)
- タイヤ交換費用:2〜3年に1回 約60万〜90万円(遮音材が内蔵された22インチ超の専用ランフラットタイヤは1本あたり15万〜20万円超)
- セキュリティ付きガレージ保管料:年間 約72万〜180万円(全幅2m超、全長5.5〜5.8mクラスを安全に収容できる都内の屋根付き平置き駐車場は月額6万〜15万円が相場)
消耗品の積み立てや保管コストを含めると、故障が一切ない平時であっても、年間維持費は最低でも250万〜350万円程度が右から左へと消えていく計算になります。
ここから逆算すると、ロールスロイス 買える人の年収はどの水準になるのでしょうか。
ローンや法人リースを活用して社用車として経費計上する場合であっても、月々のリース料は80万〜150万円に達します。生活費や事業運転資金を圧迫せずに維持するには、個人の額面年収ベースで最低4,000万円以上、一般的な手取り感覚からすれば年収5,000万〜1億円以上が安全圏と言えます。
さらに資産規模で言えば、有価証券や不動産などの純金融資産が3億円から5億円以上あり、「クルマの急な故障や減価償却で数千万円が動いても家計や会社経営に微塵も影響が出ない」という層が、ロールス・ロイスの典型的なオーナー像です。