ゆーとぴあの漫才とゴムパッチン伝説!ホープとピースの現在と真相

ゆーとぴあの漫才とゴムパッチン伝説!ホープとピースの現在と真相

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ゆーとぴあが誕生したのは1977年のことでした。コント劇団やキャバレーの司会業で腕を磨いていたボケ担当のホープ(城後光義)と、甘いマスクと抜群の間合いを持つツッコミ担当のピース(帆足新一)が出会い、コンビを結成します。当時の演芸界は、テンポの良いしゃべくり漫才が主流になりつつあった転換期でしたが、彼らは全身を使ったフィジカル・コント漫才という独自のスタイルで頭角を現しました。

彼らの代名詞となった「ゴムパッチン」は、計算された台本からではなく、泥臭い営業現場のハプニングから生まれました。ホープ師匠が生前のインタビューや手記で明かした証言によると、酔客が騒ぎ漫才をまともに聞いてくれない地方のキャバレーで、「どうにかして客席の目を釘付けにしたい」と楽屋にあった手芸用の平ゴムを口にくわえ、客に引っ張らせて顔面に激突させたのがすべての始まりでした。

「パチンッ!」という痛烈な破裂音とともにホープが悶絶し、ピースが涼しい顔で「ごめんネ!」「よろしくネ!」と客席に笑顔を振りまく——。このシンプル極まりない破壊力は、瞬く間に観客の心を掴みました。1980年にスタートした伝説のオーディション番組『お笑いスター誕生!!』に出場すると、過激なアクションと洗練された掛け合いが爆発的な支持を集め、8週勝ち抜き・金賞を獲得。一気に全国区のスターへと駆け上がったのです。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。