シソ特有の清涼感あふれる香りは、精油成分であるペリルアルデヒド(全体の約50%以上を占める)によるものです。この成分には強力な抗菌作用や防腐作用、健胃作用があることが知られています。さらに、ポリフェノールの一種であるロスマリン酸やβ-カロテン、ビタミンC・Eなど、抗酸化力の高い栄養素が凝縮されています。
野菜保存の専門家や食品乾燥機の製造開発を手掛けるラボネクト株式会社の技術資料によると、生の葉に含まれる約85〜90%の水分を除去して水分活性を下げることで、微生物の繁殖や酵素反応による腐敗を完全にストップさせることができます。水分の抜けきった「フルドライ」状態に仕上げることで、常温かつ密閉環境で1ヶ月〜最長半年以上の品質保持が実現します。
生の大葉を都度刻む手間に比べ、指先で揉むだけで極上の薬味へと変化する乾燥大葉は、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代のキッチンにおいて極めて合理的なストック食材といえます。