Q1:粉瘤の臭いを市販の石鹸や消臭クリームで消すことはできますか?
A1:不可能です。粉瘤の臭い物質は皮膚の表面ではなく、真皮から皮下組織にある密閉された「袋(嚢腫)」の内部で発生しています。表面をいくら強力な薬用石鹸で洗浄したり消臭剤を塗布したりしても、袋の内部には届かないため、臭いを根本的に消す効果はありません。
Q2:粉瘤から白いカスが出てきて臭うのですが、すべて絞り出せば治りますか?
A2:治りません。白いカスの正体は酸化した角質と皮脂の塊です。中身を出し切っても、それを生産する「嚢腫壁(袋の組織)」が皮下に残存しているため、数ヶ月のうちに再び同じカスが溜まり、強烈な異臭を再発させます。また、絞り出す圧力で袋が皮下破裂するリスクが極めて高いため、絶対に行わないでください。
Q3:粉瘤の手術は皮膚科と形成外科のどちらを受診するべきですか?
A3:基本的にどちらでも保険適用で治療可能ですが、部位や状態によって適した選択肢があります。一般的な粉瘤であれば皮膚科で十分対応可能です。一方で、「顔や首など目立つ場所で傷跡を極力目立たせたくない」「すでに巨大化している」という場合は、傷跡をきれいに縫合する専門技術を持つ形成外科の受診を強く推奨します。
Q4:粉瘤の手術は痛いですか?日帰りで受けられますか?
A4:手術は局所麻酔を使用して行われるため、術中の痛みはほとんどありません(麻酔の注射時にチクッとする程度です)。施術時間もくり抜き法であれば10〜15分程度で完了し、入院の必要はなく当日に帰宅できます。術後の痛みも処方される鎮痛剤で十分にコントロール可能です。