滋賀県に所在する唯一の陸上自衛隊基地(駐屯地)である大津駐屯地は、1959(昭和34)年に開設されて以来、67年にわたり近畿・中部地方の防衛・警備および災害派遣の要として機能してきました。
この駐屯地の最大の特徴は、実動部隊だけでなく教育・育成部隊が集約されている点にあります。主要な所属部隊は以下の通りです。
- 中部方面混成団本部:近畿・北陸・中国・四国地方の予備自衛官管理や新隊員教育を一括統括する司令部組織。
- 第109教育大隊:自衛官候補生や一般陸曹候補生として採用された新入隊員に対し、約3カ月間の基礎軍事教育(敬礼・行進・小銃射撃・野外戦闘訓練)を施す教育機関。
- 第4陸曹教育隊:部隊の中核となる「陸曹(下士官)」への昇任を目指す選抜隊員に対し、リーダーシップと高度な専門戦術を叩き込む養成機関。
- 第418会計隊・第321基地通信中隊など:駐屯地の後方支援・通信インフラを担う専門部隊。
教育大隊の入隊式では、着隊したばかりの若者たちが凛々しい敬礼を見せ、中部方面隊公式YouTube等でもその引き締まった宣誓の様子が公開され、全国の保護者や関係者から大きな反響を呼んでいます。