あまりのマルチな才能ゆえに、ネット上の一部では「ゴーストイラストレーターがいるのではないか」「外部のプロが仕上げているのではないか」という米津玄師 自作イラスト 真相を疑う声が囁かれることもありました。しかし、これらは完全に根拠を欠いた憶測に過ぎません。
制作過程のタイムラプス動画やラフスケッチ、さらには展覧会で公開された米津玄師 パプリカ 原画の筆跡を照合すれば、初期のpixiv投稿時代から一貫した特有の線の癖とタッチが存在していることが明瞭に分かります。また、楽曲のデモテープ制作と並行してジャケットのラフを描き進めている様子は、音楽プロデューサーやアートディレクターなど制作関係者の証言によっても裏付けられています。
【プロの結論】音楽と絵画の「共感覚的表現」がもたらす独自価値
米津玄師にとって、作詞・作曲・歌唱・イラストレーションは別個の作業ではなく、一つの巨大なイメージ世界を具現化するための同列の手段です。心理学・芸術論で言うところの「共感覚(音を聞いて色や形を感じる知覚)」に近い感覚で、頭の中に鳴り響くサウンドを視覚化し、描いた絵から新たなメロディを紡ぎ出す双方向の創作ループが成立しています。
この「自己完結型のトータルプロデュース」こそが、楽曲の持つ叙情詩的なメッセージを一切のブレなくリスナーの視覚と聴覚に直接届ける最大の強みとなっています。