女衒とは?読み方や歴史の闇・現代のスカウトとの決定的な違い

女衒とは?読み方や歴史の闇・現代のスカウトとの決定的な違い

女衒とは?読み方や歴史の闇・現代のスカウトとの決定的な違いに関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

Q1:女衒(ぜげん)と現代のタレントスカウトの法的な違いは何ですか?
A1:正規のタレントスカウトは職業安定法や労働基準法を遵守し、芸能プロダクションへの所属を斡旋する正当な職業です。一方、性風俗産業や売春へ女性を斡旋・紹介する行為は、職業安定法第63条(有害業務目的の職業紹介の禁止)や売春防止法第6条(周旋等の禁止)などに抵触し、重い刑事罰の対象となります。

Q2:女衒は女性の売買だけでなく、男性を売買することもあったのですか?
A2:歴史的には、男娼(陰間)を抱える「陰間茶屋」へ少年を斡旋する仲介者も存在しましたが、一般的に「女衒」という言葉は女性を性風俗や遊郭に売買・斡旋するブローカーを指して用いられます。少年や男性の人身売買を専門に行う者は単に「人買い」や「誘引人」などと呼ばれました。

Q3:江戸時代の親が娘を女衒に売る行為は罪にならなかったのですか?
A3:江戸幕府の法律(御定書百箇条など)では露骨な人身売買は禁じられていましたが、「借金を返済するための年季奉公」という名目を取っていれば公認されていました。当時の家父長制のもとでは親の権限が絶対視されており、親孝行の美徳という建前の裏で、貧困層の間で事実上の人身売買が黙認されていたのが実態です。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。