世界最高峰のコートで刻まれるプレーの数々が、日本国内のバスケットボール観を根底から変えた。河村勇輝がアメリカの地で魅せたスピードとアシストは、体格のハンデを言い訳にしない姿勢を強烈に示している。八村塁や渡邊雄太といった先頭を走ってきたビッグマンたちに続き、海外最高峰の環境で日常を過ごす選手が増えたことの意味は大きい。
単に「NBA選手がいる」というステータスにとどまらない。コート上で見せる一瞬の判断スピード、緊迫した局面でのメンタルタフネスがチーム全体に波及している。ベンチに控える選手たちに至るまで、「世界トップレベルとどう戦うか」ではなく「どう勝つか」という思考が完全に定着した。